やま部

タレックスやま部
はじめての登山②

こんにちは!やま部の松村です。

前回、登りだして1時間半が経過したころに見えてきた古い看板。そこには “三石山(みついしやま)”と書かれていました。『ん…? 自分は“岩湧山”を目指していたのに間違った?』と急に不安になりました。今のところ人とすれ違うこともなく、スタート地点で色々と疑うところがあったのですが、まさか完全に道がズレてしまっているのではないか… スマートフォンをひらいてMAPを見ようにも圏外のため位置情報を見ることも出来ず。こりゃ完全に間違ってしまった。諦めて三石山に目標を変更しますか… と、考えた時、一緒に登っていた連れの声が…「おーい!“岩湧山”って書いてあるよ!」なんと!ここまで登ってきてはじめて目的地の書かれている標札を見つけたのです。この瞬間の安堵感。遭難したのかくらいの気持ちになりそうだった自分にとってはこれほど嬉しいことはありませんでした。

 

▲思っていた以上に木々が多く、日差しが少なくて涼しい登山道

 

さあ、仕切り直して山登りを続行。特に山道の大きな変化はありませんでしたが、道があっている。という気持ちがあるだけで、ここまで登山が楽しめるものなのか。後は道なりに進むだけ。目指せ頂上!目指せ山頂!… さらに1時間が経過しました。周りで登っている人も増えてきたので、安心はしているのですが、ここで気になるのはやはり初心者にとっての難関である、すれ違う登山者に「山頂まであとどれくらいですか?」を聞くことです。私は性格上、見知らぬ人に道を聞いたりするのは平気なタイプなのです。しかしこれが、怖くて聞けないんです。 何が怖いって?「あと1時間~2時間くらいですよ」って言われてしまうと、心が折れてしまうんじゃないかということです。かれこれ2時間半以上は登り続けているので、股関節がすでに休憩を求めている中、止まってしまうと、もう動けないんじゃないかって感覚。そんなこんな悩みながら、自分の先を登っている明らかに60代くらいの登山も人生も先輩男性に勇気をもらいながら登り続け、結局、人に聞けないまま30分が経過したころ。山頂が見えてきました。

岩湧山の山頂には私にとって衝撃の場所でした。それは…!