やま部

雪山登山等には
しっかり雪目対策を!

こんにちは!やま部 部長の中野です!

今回は講習会でもファイントラックの講習会でもお話しさせていただいた、雪目について簡単に書かせていただきます。

厳冬期から残雪期まで、山は長い間雪に埋もれ、夏山とは違う厳しくも美しい表情に変わります。この雪景色を見るために夏の間トレーニングをしている方も多いのではないでしょうか? そして残雪期は雪山初心者の方でも、比較的挑戦しやすくなりますよね。

雪山でまず気を付けていただきたいこと。それが雪目です。しっかりと予防をしていただければ怖いものではありませんが、知らないと得体のしれない目の痛みと戦うことになるかも…

雪目とは…

雪山登山やスキー、スノーボードに行った際、強い紫外線に目がさらされることによる目の炎症の事です。簡単に説明すると「目の日焼け」です。実は紫外線の強い夏のビーチで雪目になってしまう方もいます。

症状

「ゴロゴロする​」「目が痛い、目が開けられない​」「涙が出る」「充血」「まぶしい、見えにくい」など様々です。そして重要なのは接紫外線を浴びてから6~12時間後にその症状が発症すること。

帰りの電車や車の中、もしくは夜寝ている時、縦走の場合は次の日の行程の途中で… 。そんな時に症状が現れます。もしあなたが登山中にこの症状が出てきてしまうと、注意力も散漫に。最悪の場合行動出来ない可能性も…。

そうならないためにも、目の紫外線対策が何より大切です。予防方法としては、紫外線カット率が99%以上のサングラスをかけることで予防できます。もちろんゴーグルという手もありますが、ピーカンの雪山は暑いはず… 雪山では、吹雪かれたり、寒いときはゴーグルを。それ以外はサングラスを着用してください。

そして気を付けたいのは、休憩中やザックをおろした時、地図やスマホを確認する時、写真を撮る時など、サングラスを何気なく外している瞬間が多くありませんか? その10分、15分で雪目になってしまう可能性もあります。それらを少し意識するだけで予防はできますので、安心してくださいね。

 

次回は目の紫外線対策には欠かせない、登山用サングラスの選び方について書きます!